今日は、ぱこちゃんから辛い報告を受けました。本当に悲しくて、涙が込み上げる一日でした。
数日前から、パパが検査入院しました。
数年前からの脳の物体がいったい何なのか調べる為、今回細胞を採るという検査をせざるおえない状況にりました。
私がイタリアに行った9月からパパの状態も良くならず、最近は足元がふらついて歩くのも困難な状況だったようで、リスクを覚悟で細胞を採る検査に踏み切りました。
昨日は、パコちゃんも、家族のみんなも病院へ駆けつけて、パパの側にいました。
パパは、検査の直前まで、主治医や同僚の医師と一緒に打ち合わせをしていたみたいで・・・。
こんな事、考えられますか??自分がするリスクの高い検査を、まるで誰か他人の検査みたいに、自らカルテを見て、おどおどもせず、冷静に受け入れるだなんて・・・。
パパが、医師だという事もあるけれど、こんなに強くあれるものだろうかと。
前回、私がイタリアに行った時、検査の為入院していたパパの事を思い出しました。
本当に凛としていて、私が感じたのは、パパが一番気にしていたのは、自分の事よりも、周りをいかに心配させてしまうか・・・・。
ぱこちゃんは、それを分かっていて、どんなにショックでも、言葉どころか表情にもパパの前では出しませんでした。
マンマはパニックになってしまって、いつもパパの前でも泣く一方なのですが・・・。
昨日の検査から、一夜。
今日の朝聞かされたのは、パパの脳にあるのは、リンパ種だったという事。
そして、家族を悲しくさせた事実は、そのたった一つの治療法、抗がん剤と放射線という事でした。
無菌室で数ヶ月も・・・・。
どれだけ辛く、負担のかかる治療法か分かっているのは、パパ自身が一番良く理解しているでしょう。
ぱこちゃんが、一番胸が痛むのは、山ほどたくさんの患者さんを自分で見て、その治療を施してきた本人が、今は自分が受ける側に直面していると言う事。
それを受け止めているパパの心境を考えると、本当に胸が締め付けられます。
抗がん剤と、放射線という治療は、ばばち(故祖母)の癌治療を見ているので、本当にどれだけ負担と体力を消耗するのか、私自身もよく分かっています。
今日、ぱこちゃんに、「東京来るのキャンセルした方がいいんじゃない・・・?」
と言ったけれど、本人は
「行くよ!だってパパは、自分のせいでキャンセルしたりして欲しくないって言うはずだから」って。
でも、治療を始めてパパの状況によっては、私がぱこちゃんを説得してパパとマンマの側にいてもらうように促す覚悟でいます。
今日、私の心をぎゅーっと悲しくさせたのは、パコちゃんが言ったこんな言葉でした。
「ぼくが、大学で論文を発表するのを、誰よりも待ち遠しく、楽しみにしてたのはパパで、その日は、盛大にパーティーだからね~!!って口癖みたいに話してたんだ。
でも、その場にパパが来れない事が、何よりも悲しい・・・・」って。
ぱこちゃんにとってパパの存在は、良き理解者であり、誇れる先輩であり、素晴らしい人格であり、良き父親です。本当に家族の絆が深く強いです。
それを十分理解しているだけに、今日の出来事は、私にとってもただただショックで苦しいものでした。
今後の治療詳細はまだ未定ですが、私がパコちゃんやママやパパに出来るサポートは何でもしてあげたいです。
どうか、パパが一日も早く元気になります様にお祈りします。
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