2011年5月7日土曜日

ヴェネト初登山 Rifugio M. Vazzoler

今週末に訪れたのは、北イタリア。

ぱこちゃんの職場の同僚から、美しい登山スポットを教えてもらいました。

べネト州はともかく、イタリアでも高くて有名な山、Civettaの近くまで行くことにしました。

たくさんの山が見えてきました!!!!

お家から2時間で、この山並みです。

アルプス山脈みたいな山が見えてきました。こちらが目的の山ですって!!!!

本当に登山出来るのでしょうか?この景色を見ただけで、やや満足しているのですが(笑)

とりあえず、登山口まで車で行くことにしました。

だんだん道も細くなり、山の頂上から流れ出る水はこんなに透き通っていました。

お昼も過ぎていたので、登山口にあるRifugioと呼ばれる山小屋でランチをする事に。

見てくださいこの景色!まるで、スイスに来たかの様なこの風景。もうすでにイタリアにいる事を忘れてしまいそうです。

私はいったいどこに来ているのか・・・と、現実なのか夢なのか疑ってしまいそうな一枚です。

Rifugioでお食事。

オーダーもなかなか取りにきてくれないので、「大丈夫かしら・・・・・・・!???」なんて思っていたら、10分後くらいにクライマーを思わせるがっちりした体格のオーナーがやってきて、「今ケーキ焼いててさ~~ごめんね~~」と、いかにもアットホームな雰囲気。これもご愛嬌!!!

お料理も期待できないかな・・・・・と、半信半疑だったのですが、出てきたお料理にビックリ!!!

絶品じゃないの!!

私達がオーダーしたのは、Cirvo(鹿肉)です。

スペッツアティーノと呼ばれる煮込み。この地域では鹿肉や野生のお肉が有名なので、もちろんオーダーしました。

スペッツアティーノは私の大好物で、いろんなところで試しましたが、ここの鹿肉のスペッツアティーノは本当においしい!!通常鹿肉って硬いのですが、フォークだけで切れるほど柔らかく煮込んでありました。

付け合せのポレンタ(とうもろこしの粉を練ったもの)のグリルがまた香ばしくて美味!

付け合せのキノコソテーも新鮮で、ドイツのパンを思わせるようなサワーブレッドもしっとり美味でした。

ここはドイツの影響もあり、ジャーマン文化が流れているようです。

とにかく、ここはまた訪れたいと思ったお勧めの山小屋でした。


お腹も満たされて、準備は万端。

オーナー曰く、一時間半くらいの登山だと・・・・。

頂上までは一日ほどかかるとの事で、もちろん素人には不可能。

今日目指すのは、第二の山小屋 Rifugio M. Vazzolerまで。

リュックを背負って出発です。

山道というよりか、岩や石がゴロゴロした道のりで、歩くのも一苦労。

遠くに聳え立つドロミティと呼ばれる岸壁の迫力に圧倒されます。すでにつらくなってきたのですが、もう引き返せません。こんなに本格的な登山だとは・・・・

1時間ほど進むと、こんな動物が待っていました。小さいけれど見えます??

そうCervo、野生の小鹿です!!!なんとラッキーな!

遠くからひたすら私達を伺ったまま、固まって動きません。パンを差し出したけれど逃げてしましました。残念。しかし、貴重な体験が出来ました。
歩き始めてすでに2時間くらい経過したのでしょうか??

何せ、時計を車に置いてきてしまったので、何時なのかも分からず。

日差しも強く、真夏のこの格好です。絶景でしょ?私達を囲うこの景色を見ると、「もうちょっとがんばろう!!」という気持ちになります。
緑の山を想像していたのですが、岩山です。

ところどころ白い部分見えますか??この時期、まだ雪が解けずに残っています。

ここにも、水が山頂から流れていました。

ぱこちゃん早速靴下を脱いで、足をつけてリフレッシュ!驚くほど冷たくて、数秒後「あ~~冷たい~~!!」と、飛び跳ねていました。(笑)


青い空と、岩山がくっきり。

この景色には、圧倒されてしまいます。いったいどこに来ているのかと目を疑うばかりです。

目的地までもう少し!!!

標高1500mくらいかな~なんて想像しながら、ちょっと休憩です。

個人的にこの一枚がとっても気に入りました。合成写真じゃないかと思う程すべてがくっきり。

ミネラルウォーターのCMになりそうな景色です。

RIF VAZZOLER(山小屋ヴァゾラー)の表示が!

あとどのくらいか分かりませんが、とにかく左へ・・・・・・
本日のゴール近く。

ぱこちゃんが、お花を頭に飾ってくれました!

しかし、この後「自然のお花を摘まないで」の表示が・・・・。オーノー(悲)

摘んでしまったものは・・・・・と、押し花にして大切に持って帰る事にしました。

到着です!!!!!

1時間半くらいかな・・・・・なんて甘く見ていましたが、休憩や寄り道をしていたら3時間程経過して、やっと目的地のリフージョ(山小屋)にやってきました。

今はオフシーズンなので、山小屋も閉まっていましたが、6月になるとこの山小屋で休憩したり、ご飯を食べたりと、たくさんの人が立ち寄るとか。

お水で濡れたシャツを乾かす事に!!なんだか私達のお家みたいだね~なんて言いながら(笑)

この絶景を見たら、「がんばって登ってきて良かった~~!!」と心から思いました。

こんな経験めったに出来ないですもの。何人の日本人が登ってきたのかな~なんて思ったりしながら、本当に貴重な経験が出来ました。

こんなに辛いと思わなかったけれど、それも一瞬で吹っ飛んでしまうほど。

標高1700メートルまで来ました。

ここから、また次の山小屋へ・・・・・・と続く道があるのですが、今日はここで下山する事にしました。


記念のショット!!

2人とも初登山に大満足です。今度は、もっと登山用の格好とシューズでチャレンジしようね!!と、すっかり登山の楽しさに魅了されてしまった私達でした。

山のパワーをたくさん吸収して、下山しましょう。本当にすごい体験をした一日でした。

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