2012年7月8日日曜日

スビアコ聖ベネディクト修道院

今週末にやってきたのは、「MONASTERO S.BENEDETTO(聖ベネディクト修道院)」。
先週のリベンジです。(^^)
修道院の入り口。
前回は12:30に着いたので、ちょうど閉まってしまって・・・・・。
こちらが修道院へ続く最初の扉。
扉を開けると、1500年以上前の世界が広がります。
持参したストールで肩を覆って、いざ中へ!!教会や修道院へ赴く時は必須です。
もともと、聖ベネディクトが、修行していた洞窟を基に建てられた修道院だけあって、一歩中に入ると石を彫って造られた証がたくさん残っています。
何といっても、フレスコ画が印象的な修道院でもあります。
1500年以上も昔に、修道僧達によって描かれた壁画が、現在もご覧の通り残っています。
柔らかい色調で、優しい雰囲気を感じる壁画達。
すべてにそれぞれの思い入れがあって、描かれているのでしょうが、時にペガサス、羊など、動物と一体化しているのが印象的です。
こちらで、僧侶達が修行したと言われています。
皆が一体となってこの小さい部屋で法を唱えたりしていたのでしょうか。
中央には、若き頃のベネディクトの肖像画が描かれています。
この部屋も、洞窟をくり貫いて作られているのが分かりますか?
アーチが歪なのは、そのせいだとか。
岩を支える為の歪みだと言われています。
天井の肖像画、不思議な事に、どんなに遠くにいても、近くにいても、ずっと目が合うんです。
この肖像画を見ながら、現在も修行をされるとか。
中庭も数箇所あり、綺麗にお花が咲き誇っていました。
アジサイも色鮮やかに咲いています。
こちらが、ミサが開かれる教会。
修道院の外観とは、まったく異なる建築様式で建てられています。
「たまねぎ色の大理石」と呼ばれる柱が、ひと際引き立って見えます。
この土地特有の、とても貴重な大理石だとか。
時折聞こえる鐘の音。
音の効果も考えて建築されているのかもしれませんね。
1000年以上前に建てられたとは、想像つかないくらい美しい眺めです。
こちらも大理石の一つ。
あまりにも美しくて貴重な為、削ったり模様をつける事を避けたとか。
ご覧の通り、とてもシンプルなんですが、これがまた素敵。
岸壁に位置しているので、ここまで石を運んでくるのも、想像計り知れない事だったでしょうに・・・。
ここで使われているのは、中でも軽くて珍しい大理石なんですって。
山の頂上近くにあるので、見渡せど緑一色。
現在も巡礼に訪れる人達が世界各国からいらっしゃるんですって。
キリスト教には詳しくないのですが、ベネディクト修道会の総本山の一つとも言われている様です。
ラッツィオの宗教文化遺産です。
ローマから車で来れる距離なので、一度訪れる事が出来て満足でした。
さて、この後、行き当たりばったりで、山沿いを進んでみようと思います。
どんな場所にたどり着くかな~~。
 
<続く>

2 件のコメント:

  1. 修道院の案内板を見ると、イタリアらしく
    12:30~15:30は入場ができませんね。また、
    詳細は判りませんが、薬草を売っているような
    コーナーもあるようですね、さらに、この修道院には
    客人の宿泊場所もあるとか。

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