2017年7月30日日曜日

リオ出産秘話

リオの出産の事、自分の日記として、いつの日かリオに読んでもらう為にも、綴っていこうと思います。



7月23日、この日はアンナやマリアがイタリアに帰国する日だったので、夕方までBaker Street界隈を散策。



出産予定日から二日遅れ、この日も出来るだけ歩いてマンションの5階までも階段で。



帰ってきて、22:00にルカを寝かしつけて、ストレッチをして、ゆったり過ごそうと思った22:30。



なんとなくお腹が痛いような・・・・。
そんな微弱陣痛から始まりました。



ルカの時も、病院に着いてから45分ほどで産まれたので、今回は陣痛が始まったらすぐにタクシーを呼ぼうと決めていた私達。



次の陣痛が10分後、22:55にタクシーに乗って、病院に向かいました。



陣痛の痛みもまだ強くなかったので、きっと病院に着いてから本陣痛が始まるんだろうと思っていたら、みるみるうちに陣痛間隔が縮まり、病院に着く頃には1分間隔。



タクシーが着く直前に破水、とにかく産科のあるNorth Wing7Fまでたどりつかねばと思いながらも、タクシーから出た途端に強い陣痛が来て、そのまますぐに駐車場で出産しました。
弱陣痛から出産まで25分弱。



23:17頃の出産でした。



パコちゃんも一緒だったのですが、リオが産まれた瞬間気づかず、突然赤ちゃんの声が聞こえて「まさか??」とびっくりだったようです。



地面に落ちる事なく、履いていたレギンスの中にすっぽりキャッチされて産まれたリオ。
もしもレギンスを履いてなかったら、頭から落ちていたかもしれないと思うとほんとにぞっとしますが、幸いにも無事に産まれました。



駐車場内も真っ暗、誰かを呼ぼうにも誰も見当たらず、私は泣いているリオを抱きかかえて、とりあえず授乳。
へその緒もついていたので、しゃがんだ状態でした。



その間にタクシーの運転手さんが、病院の救急隊を呼んでくださって、タンカーにて私とリオは産科病棟まで運ばれました。



妊婦中、検診の度に持ち歩いていたMaternity Records。
病院で10年間保存されるので、今日でお別れ。
リオの詳細もしっかり記載されています。
こちらは、私自身の出産後の詳細が記されています。



実は、リオを産んでから、なかなか胎盤が出ず、胎盤が出るように誘発注射を2本打っても出ずで、1時間20分待った後、これ以上待つと母体にも影響が出てくるとの事で、脊髄麻酔をして胎盤を取り出そうという話になったのですが、ギリギリのところで出てきてくれました。



その後は、子宮口を縫ってもらったのですが、縫った後に大量出血、その量も1リットル以上、血圧が68/48まで下がり、私自身も気分が悪くなり、なんだか力が入らず・・・。
一気に医師と助産婦さん7人くらいに囲まれて、点滴二本、尿道カテーテル、子宮内の検査など、正にまな板の上の鯉状態。



あまりにもバタバタとした雰囲気に、「私はいったい大丈夫なの??」と自分で不安になるほどでした。



その後、なんとか血圧も少しづつ上がり、子宮の出血もおさまり、特別病棟に移動。



その時には3:30をまわっていました。



出産そのものよりも、その後の方が大変だったリオの出産でした。
出産から初めての朝を迎えました。



この日は、リオの体のスクリーンテスト。



どこも異常なく、健康との事で一安心です。

リオも長い夜を過ごして、お疲れかな。



穏やかに眠ってくれています。


リオのチェックもすべて終わり、夕方には退院の許可が出ました!!



出産から24時間以内の退院、日本では考えられないですが、お家でゆったり過ごしたい一心だったので、ホッとしました。



何よりも、やはりルカの事も気になります。



マンマが一緒にいてくれるとは言え、夜はなかなか寝てくれないので、帰れると聞いて一安心です。



ルカの時と同じ病室、景色も同じですが、ルカを出産した時よりも余裕があるのは、母として二年半以上が経ったからでしょうか。



ルカを産んだ時の事も、頭を過ります。



きっと、もうここに来る事はないと思いますが、なんだか達成感で清々しい気持ちになりました。 
 荷物をまとめて、お部屋ともお別れ。
パコちゃんが、「昨日リオが産まれたところ、帰る前に行ってみよう」と言うので、現場まで。笑



リオに、「ここがあなたの産まれた場所よ」と、証拠写真を残しておく事にします。



昨日は、まだリオがお腹の中にいたんだと思うと、なんだか不思議な気持ちにもなります。
ちょっと生々しいですが、出産した後の形跡がそのまま残っていました。



2017年7月23日(日)私達にとって人生の一ページに残る大事な日となりました。



リオ、産まれてきてくれてありがとう❤ 

4 件のコメント:

  1. 綾ちゃん・・・・・。
    本当~~~にお疲れ様でした。いい記念なんて言えなかったけれど・・・・・。
    本当に、リオ君誕生おめでとう。
    パコ様、ありがとうございました、そして、お疲れ様でした。
    \(^o^)/ \(^o^)/ \(^o^)/

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  2. 昭治さん

    ありがとうございます!
    誰もがびっくりな出産となりましたが、今となっては良い思い出になりそうです!!
    もうすぐ二週間が経とうとしていますが、ほんとに夢のような、不思議な感じがします。
    リオは元気でとってもおとなしくて、ルカのパワーに圧倒されながらもマイペースに日々過ごしています!

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  3. 綾ちゃん!!ブログ観てびっくりよ!!!!
    駐車場で産まれたと聞いていたけど、そんなことが( ;∀;)
    驚いたー!!!
    立ってる時に産まれたってことよね?
    レギンスにスッポリって、綾ちゃん凄い!!
    お母さんは更に又逞しく強くなったんだね。
    物凄い安産っていえば安産だよね(^^)
    そのまま授乳した綾ちゃんには脱帽よ。
    本当によく頑張って素晴らしいよ!!
    パコちゃんはさぞかし驚いたことでしょうね!!
    その後も綾ちゃん本当に大変だったね・・・。
    私は帝王切開の前がそんなんだったの思い出したわ。
    何人もの先生囲まれて尿道カテーテルやらなんやら。
    出産後、私あまり分からなかったんだけど
    大量出血だったんだけど、1Lまではいってないから
    綾ちゃん本当具合悪くなるよね。
    無事でなによりです!!
    リオその後入院も本当に可哀想だったけど
    元気になって本当に良かった!!!
    リオの痛々しい管の写真見たら涙出ちゃったわ。
    綾ちゃんも辛かったよね。
    親子ゆっくり過ごせますように!!!
    返信はいらないからねー!!!!

    あき

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  4. あきちゃん

    コメントくれてたなんて!!
    気づくのが遅くて、返信も遅くなってごめんね。
    あきちゃんの出産も、ほんとに壮絶だったもんね。
    私も、そんなあきちゃんの言葉思い出してたよ。
    出産はほんとに安産だったけど、その後の痛みの方が出産よりも強くて過酷だったよ。
    処置や治療が夜中まで続いて、子宮の縫ってるところを再度何度も開いて検査されたり、血圧が下がって先生が集まってきたときは、どうなっちゃうんだろうかと、なんだか自分の事だけど客観的に見えてる自分がいて。
    ルカを出産した後も、出血が多くて数日は立つと気分が悪くなってたけど、今回もまったく同じ症状で、退院した時も病室からタクシーまで車いすで移動したほどだったよ。
    37歳の出産で、やっぱり体力的にもギリギリだったな〜と痛感。
    今はすべてが良い思い出になったけど、その時は必死だよね!!
    パコちゃんもしっかりサポートしてくれて、マンマもお家でルカと一緒に待っていてくれて、母も日本から見守ってくれてて、みんなに助けてもらった出産だったよ!
    リオも、その後は順調に体重も増えてるから、もう大丈夫!!
    また会ったとき、いろいろ聞いてね!!
    あきちゃんからの言葉、心の芯まで届いたよ。
    ほんとにありがとう!!

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