PM7:00
下山して今日のホテル探し。
行き当たりばったりで、隣町アレゲまでやってきました。
ホテルも見つかり、オーナーの方からお勧めレストランを教えてもらいました。
せっかくアレゲに来たので、湖と山を満喫して!
大きい湖も、この山の魔法にかかると小さく見えます。
日も陰ってきて、幻想的な風景が見渡せました。
本日やってきたのが、このリストランテ。
湖と山に囲まれた何とも贅沢なロケーションです。
しかし、車がないと来れないな・・・・・なんて思いながら、ぱこちゃんに感謝ですね。
店内に入ると・・・・・・
きっと夏場は、バケーションで賑わうんだろうな~なんて思いながら。
今日は、地元のお客さんがポツポツって感じですが、雰囲気は落ち着いていました。
窓から湖が見渡せるなんて、贅沢ですよね。
地元のレストランに行くと、特別でない限りハウスワインを頼みます。
ワイン通な日本人だと、ここぞとばかりに高いワインリストを探しますが、私はハウスワインを信頼します。
ハウスワイン=安くて美味しくないワインと思いがちですが、イタリアだとお店が選んだ、もしくは自家製の自信を持って勧めるワインです。
本日私が選んだワインは、このレストランが自ら取引しているワインらしく、地元とは少し離れたエミリア・ジュリアのもの。
ラベルから想像できないくらいパワフルで、美味しいワインに私もぱこちゃんもびっくり!!
しかも、これ1本で10ユーロ、約1300円なんて日本だと信じられないですよね。東京だと6000円くらいするんだろうな・・・なんて思いながら、土地や価値観の違いを考えたりして。
サービスの女性も感じが良く、相談しながらお料理をオーダーしました。
まずは、アンティパストミスト。
ここ地元のハムやサラミなど。
私が気に入ったのは、プロシュート。パルマ産などの柔らかい生ハムと違い、ここのはスペイン産のハモンセラーノに似た歯ごたえのあるものでした。
ビーフジャーキーならぬポークジャーキー!?感覚で美味しく頂きました。
こちら自家製パスタ。
ジビエラグー。野生のミートソースって言うと分かりやすいでしょうか?
ソースのお肉を味わうと、鹿や羊や牛やウサギなど・・・・・すべてがミックスされているのが分かります。
このパスタに、ラズベリーのソースを混ぜて食べるのが、地元流だとか。
こんな食文化からも、オーストリアやフィンランドなど北欧の雰囲気が見受けられて楽しいものです。
メインディッシュは、もちろんCervo!!鹿のソテーです。
この土地でしか食べれないものを・・・・・と、ここでは鹿の文字を探す私達!
もちろんお店のスタッフも、チェルボを食べなきゃ~とお勧めの一皿。
スペッツァティーノ(鹿の煮込み)がこの土地の名物ですが、このレストランでは鹿肉のソテーを出してくました。柔らかくて、脂身が苦手な私には最高のお肉でした。牛ヒレよりも少し淡白な肉質です。
べネトでは必ず添えられるポレンタ(とうもろこしのおかゆ)と、一緒に食べるとまた美味!
デザート2皿。
イチゴのタルト。
中のクリームがまた面白くて、レモンのカスタード。
この地域はカスタードにレモンを入れたレモンクリームが主流のようです。
イチゴとレモンってすごく斬新。どちらも酸味があるフルーツなので相性もいいんですね!!!
意外な組み合わせで面白かったです。
こちらは、北イタリアからオーストリア・ドイツで有名なトルタ(タルト)
アップルパイの様な感覚ですが、瑞々しいアメリカのアップルパイとは違って、ぎっしりしっとりしたアップルパイです。外の生地も、クッキーの様にしっかり味わいがあって、このケーキが私もぱこちゃんも大好き!!
きっとレシピもあるはずなので、ブックショップで探してみましょう。
登山の疲れも、最後の甘いケーキの締めくくりで癒されました。(笑)
ゆっくり休んで明日に備えましょう。
目を閉じても、今日の壮大な景色が浮かんでいました。
夜が更けると気温も下がり、美しい星がたくさん見えたアレゲの夜空でした。
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