私達の挙式

モンタルチーノの街の中心に到着です。

歩く人も、友人も親戚もみんなが温かく迎えてくれました。

形式ばった事がまったくない式なので、みんな一緒にCOMUNEに入ります。

着物を見て、どんどん人が集まってきて、本当にこれぞ「注目の的」です！！

たまたま通りすがった人も、観光で来ていた人も、みんながカメラを取り出して撮影してくれました。

私達の出会いのきっかけになった映画「SAYURI」を思わせる、このショットを最初に載せました。
とにかくみんな自由！！！

いとこのマリアです。今回に限らずいつも親身になって私の事を気遣ってくれる大切な家族です。

ただいま、何やら準備中。（笑）

みんながうれしそう！！それが一番大切な事です。マリアのフィアンセのフランチェスコ！！！

いつも笑わせてくれます。会場に入る前に、みんなそれぞれしゃべったり、あいさつしたり、とにかくアットホームな雰囲気です！！

まるちゃんも春ちゃんも、みんなとホッペであいさつして、すっかりイタリアに溶け込んでましたよ。（笑）
そろそろ１２時です。

こちらが本日式を行う「Comune di Montaltino」です。

歴史のある、格式の高い建物です。
みんなで一斉に中に入って、私とぱこちゃん、承認のサインをするフランチェスコ・アンナを前に、式がスタートします。

今か今かとみんなも待ってます。

５０人もの人がお部屋に入っているので、みんな立ってます。（笑）

教会での式と違って、新郎新婦との境がないので、みんなで式を行う感覚です。

こういう体験も初めてでした。

そして、もう一つ驚いたのが、何のリハーサルもしてない事。

今日決めてる事は、１２時に式が始まる事だけ。（笑）

これがまた新鮮で楽しかったです。
式がスタートしました。

みんながリラックスした雰囲気で、私もぱこちゃんも、そして後ろのみんなも終始笑顔です！！
まるちゃんもマンマも、やっとこの日が来たな～という感じでしょうか！？（笑）

短期間でこうやって式を挙げれるのも、マンマの多大な協力があったからこそです。

息子の晴れの日を見守るマンマの表情が何とも言えません。

パパが昨年亡くなり、悲しみのどん底だった時期を乗り越え、やっといつものマンマに戻りつつあります。

それでも、複雑な心境だと思います。きっとパパも見てくれてるよね。今日式を進めてくれたのは、なんとモンタルチーノの市長さん。

市長さん自ら立ち合ってくれる事は少ないみたいで、みんなもこれにびっくりしてました。

とっても光栄な事です。
誓約書の中の３条を読み返し、それぞれに誓いを立てて、お互いが夫婦になる事をしっかりと確認しました。

誓約書の中には、「お互いを助け合う権利と義務があるという事」「お互いが納得した上で住居を選び、生活をしていく事」「お互い子供を教育する義務があり、子供の意見を尊重した道を歩ませる事」など、私も数日間イタリア語で理解出来る様に、日本語に訳したりマンマやぱこちゃんと読んで、何となく耳を慣らしたりして練習しました。（笑）

ただ聞いて流すのと、しっかり理解して当日に望むのとぜんぜん違うからと。

おかげで、十分納得して聞けました。

珍しく！？ぱこちゃんの真剣な顔が写ってました。（笑）
誓約書を読み終えた後です。

これから、一人ずつサインしていきます。まずはぱこちゃんから。

しっかりとPasquale Imperatoと入りました。そして、次は私の番です。

自分の言語でサインを・・・・という事だったので、日本語でサインしました。

この瞬間が一番貴重なようで、みんなが回りに来て写真に収めてました。

こうやって近くに来るのも自由です。本当の人前式とは、こういうものなんだな～と改めて感じました。みんなが証人です。
弟フランチェスコは、ぱこちゃん側の証人代表でサインします。

ぱこちゃん、「僕のサインと大違いでかっこいいわ～～」って感心してました。そこですか！？（笑）
私側の代表は、いとこのアンナがしてくれました。

こんな瞬間も、みんな和やかです。（笑）

私もぱこちゃんも、何やらおしゃべりしてますね！
最終的に市長さんが再度確認して、受理するサインをします。

これで、正式に婚姻した証になる訳です。

この瞬間、私達が夫婦となる事を認められました。その後指輪を交換して、これを証しにする訳です。

みんなに囲まれて、みんなに祝福されてつけた指輪です。

今日の日付とお互いの名前が交互に刻された、たった一つの指輪です。

私達のこれからの人生と共に！！
光栄な事に、特別にモンタルチーノ市から頂いたメダルです。

これには、ぱこちゃんはもちろん、イタリア人もびっくりでした。

何やらとっても珍しい事らしく、モンタルチーノを選んだ私達に対する名誉あるメダルだそうです。

メダルは、中世時代のコインを模ったもの。

とにかくすべてが、ここでしか経験出来ない事でした。

こんな素敵なウェディングは、なかなかないです。

みんなで一緒にした結婚式という感覚で、本当に素晴らしい経験をさせてもらって、すべての人に感謝です。

そして、母や伯母にこんな瞬間を見せられた事が、何よりもうれしかったです。

皆さんには、こうやってブログを通じて見てもらえれば、私も本当に幸せです。これにて式が終了しました。

市長さん自ら今日の式に立ち合ってもらい、これも貴重な事なので、３人で記念撮影しました。

みんなも一斉に撮影してました。

ここ、モンタルチーノで挙式を行えた事、本当に感謝します。

何か、改めて見てみると、時代をさかのぼってタイムスリップしたみたいな感覚の写真です。

古くからある建物と、私の着物とぱこちゃんと・・・・。

親善大使！？と言うと言いすぎですが、日本を代表して少しだけでも日本を伝える事が出来て光栄でした。
みんなの「オーケー」サインの後に、COMUNEを出る私達！！！

ぱこちゃんの親友ジョルジョは、すっかり今回のカメラマンです。
ここでの担当はマリア！！！

お花など様々用意してくれてました。

みんなのスタンバイも整ったみたいです。（笑）

プロのウェディングプランナーがいる訳でもなく、とにかくすべてが「その時その時考えよう～」なので、ぶっつけ本番で逆に楽しかったです。
私達が中から出てくると、ライスシャワー！！！！！！

お米がふってくるなんて、一生で一度ですもんね～～～。（笑）

とっても素敵な瞬間でした。みんなに祝福されて本当に幸せです。
ライスシャワーの後も、「AUGURIおめでとう～～」と本当にアットホームな空間でした。
こちらが、モンタルチーノで最初にお世話になったおばあちゃまALINAです。

この人がいたから、ここで挙式をしようと思ったのです。

足が不自由にも関わらず、ひと目見ようと、ここまで歩いて来てくれました。

５年振りの再会だったのですが、本当に優しくて柔らかい素敵な雰囲気は以前と変わらず、本当に来てくれてうれしかったです。

一番、この着物姿を見せたかったんです。

とても喜んで頂いて、それだけで私も感激でした！！人の輪ってすごいですね。

こうやって、世界中の人と人が繋がってくんです。
当の本人達！！！

いつもの観光ショットみたいに「ハイチーズ！！」をしようと言い出したぱこちゃん。

これはこれでいい記念になりました。（笑）アハハハハ

さて、みんなでお話をした後、きれいな場所で写真を撮りに行く事にしましょう。

私とぱこちゃんと、カメラマンの弟フランチェスコ３人で行く予定が・・・・。


続く（笑）