モンタルチーノでの打ち合わせ

挙式を来週に控えて、モンタルチーノの下見の様子をお伝えします。

きっと当日は、バタバタと写真を撮る時間も少ないかと・・・・来週来るまるちゃんや春ちゃんの為にも、雰囲気を伝えておきたくて。

写真が大量で、編集するのに時間がかかってアップが遅れましたが。


この日は、「晴れのち雨」で、高速では雨が降っていましたが、ご覧の通り空が開けてきました。

だんだん景色もトスカーナっぽくなってきました。
ローマから２時間半、モンタルチーノに続く道を車で走っていくと、高台に辿り着きます。

モンタルチーノまでもう少しです。「MONTALCINO」の文字が見えてきました。

街の外壁や、建物を見ると、どれだけ古い歴史があるのかすぐに分かります。

こちらがモンタルチーノです。

かつては、スペインに領事下だったとか。

見事に丘に沿ってお家が並んでいます。遠くから見ただけでも美しさが分かります。
駐車場に車を止めて、歩いて町の中心へ行きます。

すっかり青空で、寒くもなくて歩いていても気持ちがいいです。

丘の上とあって、空気もきれいです。こちらが、当日式をする場所です。

なんと、８００年前の建物なんです。

ムニチピオと呼ばれる建物、教会の様に外は豪華ではないけれど、ここの建物は歴史があります。


中の様子も公開します。（笑）

こちらが、エントランスからメインのお部屋に続く階段。

シンプルだけ、とっても美しいです。８００年前からこんな階段があったなんて、本当に驚きです。８００年前のモンタルチーノは寒かったのでしょうね。

冬の冷え込みを軽減するために、暖炉は欠かせません。

それにしても立派です。

こちらが、当日式を行うお部屋です。

いわゆる教会の式場みたいな場所を想像していたけれど、もっとシンプルで暖かい感じの雰囲気です。

こういう場所が数百年前に、結婚する際に使われた場所なんだ～と思うと、とても貴重に感じます。

このイス一つ一つにしろ、歴史を感じます。

それはともかく、ここにどうやって５０人入るんだろう・・・・！？と、そっちの心配をする程です。

とにかく、アットホームな式になりそうです。こちらが、お部屋の前方の様子。

私とぱこちゃんが座る場所です。

飾った式ではなく、現に昔から伝わる方式で、人前式が出来るので、とてもうれしく思います。

当日は、ここにお花を置いたりして、少し結婚式っぽくする予定です。

ラッキーな事に、建物の中まで丁寧に案内してもらって、その後ブーケの打ち合わせにお花屋さんに行きました。

ここの旦那様、わざわざ迎えにきてくれて、しかもモンタルチーノを車で案内してくれて、本当に親切にして頂きました。

すべてが、小さくてかわいいモンタルチーノ。

お花屋さんもこんな感じで、一見お庭？？って思うほどです。
中に入ると、ありとあらゆるお花たち！！！

前日からマリアやアンナがアドバイスをくれていて、その写真も見せたりして、こちらもスムーズに出来ました。

着物の邪魔をしない様に、小さくてシンプルなブーケをオーダーしました。

こちらは当日のお楽しみです。

その後は、パスティチェリアに行って、当日のウェディングケーキをオーダーしに行きました。

お食事をするレストランでは、ウェディングケーキの用意がないとの事で、おばあちゃまのアリーナが薦めてくれたところがここです。どんなケーキがいいのか、甘さはどのくらいがいいのか・・・？？と、たくさん下見させてくれました。

甘いものは、ぱこちゃんの方がこだわりがあるので、いろいろ要望を伝えてました。

私は、ケーキは一口で満足なので、デコレーションや味の事はぱこちゃんにお任せしようと思います。
その後訪れたのは、式の後のお食事のレストラン。こちらがメインです！！

ここは、アグリトゥーリズモと呼ばれていて、レストランはもちろん、ワイナリー、ホテルが一体化したところなんです。

こちらも歴史ある建物で、とにかく可愛いです！

当日、まるちゃんとはるちゃん、私とぱこちゃん、マンマと叔母はここに泊まります。

あとのみんなはホテルに宿泊。

実際に中も見せてもらいました。
２階のテラスもとってもきれいです。

思わず座りたくなっちゃいます！

お部屋の中は、小さいマンションみたいになっていて、ソファやテーブルが別にあります。

シンプルだけど、お部屋の中はゆっくり過ごせそうな雰囲気なので、一安心です！！

何を選ぶにしろ、やっぱりまるちゃんと春ちゃんにとって過ごしやすければいいな・・・・と思うのです。お世話になるここのレストランでランチ＆下見にきました。

お店の雰囲気は、写真には鮮明じゃないかもしれないけれど、とっても気に入りました。

当日４０人以上が入ります。

小さめのレストランなのですが、ここなら素敵な時間が過ごせるな～と思えるレストランです。こちらが、当日の私たちのシェフ。まだ若いです。

私たちの挙式が終わったら、ミラノに戻るとか。

とにかく、とっても親切で、メニューの構成もオリジナルで考えて頂いて感謝です。

こうやって、シェフ直々来てくれて、実際に話し合えるので、信頼出来るし共に物を作り上げてく感じでうれしいです。。
絶対にメニューに入れるつもりのパスタ「ピチ」です。

みんなの為に、フライングですが公開します！！！！

ピチは、トスカーナの郷土料理の１つです。

独特の太目のパスタなのですが、こんなに美味しいと思いませんでした。

手打ちの自家製パスタだそうで、これがモチモチ。

ラグーの味も完璧で、このモチモチのピチとパルミッジャーノとばっちりです。

お見事なパスタ、これは絶対に食べる価値があります。

これだけは見せたかったので、ブログに載せますね！

こちらも自家製パスタ。

トルテッローニのなかには、ひき肉が入っていて、外側はトリュフがたっぷり。

最終的に、パスタはピチを選んだのでこちらは却下だったのですが、とっても美味しかったので、どこかにトリュフを加えてもらおうと思います。

シェフのセンスの良さを感じるお料理の数々。大満足です。

チョコレートとリンゴのトルタ。

シンプルだけど、手作りで作ったお料理で、見た目にも満足です。

このドルチェは当日登場しないの思うので、記念に！！
このスタッフの方たちが、当日お世話になる方です。

とっても若いのですが、センスがいいのですべてお任せです。

頂いたブルネロが美味しくて、グイグイ飲んでしまいます。


市役所の方たちとお話していて、ここの教会が歴史あって貴重だと聞いて、帰りに訪れたSant'Antimoです。

２０１０年でもなく、２０１１年でもなく、なんと８００年代の建物だとか。
見えますか？「８１３年」と刻された文字。

早速教会の中に入ってみましょう。
中に入ると、独特の静寂な雰囲気に包まれた教会で、決してステンドグラスなどの派手な装飾があるわけではないのですが、建物を見るだけでも価値があります。

私達が行ったとき、たまたま修道士の方たちが聖歌を歌ってらして、その音色がまた幻想的でした。
数千年前の建物が、今も残っているなんて、本当に奇跡です。

先祖が築いてきたものを大切にするイタリアの文化は、いつどこで見ても美しいです。

時間があれば、ぜひまるちゃんや春ちゃんを連れて来たいね～と二人話していました。

こちらが建物の外観です。

左の木の下にいるのが私です～。（笑）

数千年育つと、木もこんなに高くなるんですね。

トスカーナで私が一番好きな木です。天に向かって聳えています。
こうやって見るだけでも、この木がどれだけ巨大なのか分かりますよね！！

なんだか、偉大なパワーに包まれている様な気がします。

貴重な教会やこの木を見れただけでも幸せです。
すべてが順調にいって、日が暮れる前にモンタルチーノを後にしました。

トスカーナらしい風景が一面に見えたので、みなさんの為に一枚撮りました。

これが、トスカーナです。

春夏秋冬いろんな表情を見せるトスカーナ。

この時期も素敵です。

来週の土曜が晴天になる事を祈ります。

素敵な日が迎えられる様に、あと一週間準備に専念しようと思います。
以上、モンタルチーノでの一日でした！！