牛肉の赤ワイン煮

唐突ですが、これ何の甘露煮に見えます？

実は、イタリアの鯖なんです。

細身で一見「いわしかしら？」なんて思いますが。イタリアの鯖って、細長いのをよく見かけます。

昨日スーパーの缶詰コーナーを物色していたら、「鯖の水煮」と書かれたものを見つけ、もしかして甘露煮が出来るかも！？なんて期待を胸に買って帰ってきました。

一つは、すでに３枚に下ろしてあり、シーチキンみたいだったのでハズレ、もう一缶は丸ごと入ってそうな感じ。

開けると案の定ゴロゴロ入ってました、何と６匹程！！

脂も乗っていて、すでに骨まで柔らかいので甘露煮風に煮る事にしました。

しょうがも手元にあったので、しっかり入れて。

少し煮込むだけで、水煮があっと言う間に日本の甘露煮に変身して、作った当本人がビックリでした。（笑）

白ご飯にも合うし、日持ちもするので、ちょっとしたおかずに便利です。しかもカルシウム豊富！

イタリアで、甘露煮が食べれるなんて思ってもみませんでした。

調理時間たったの１５分、しかもイタリア人誰が買うんだろう？なんて思うほど、隅の方に追いやられていて、１ユーロと超お買い得！

日本人の知恵があると、イタリア人と発想の観点が違う事があるので、スムーズに購入出来たり、ラッキーと思う事もたくさんあります。 

何でもやってみるものですね。（笑）

余談はさておき、本日のディナーです。

昨日は一日お出かけだったので、今日は時間をかけてゆっくり作れるものにしました。

本日は、ワンプレートメニュー。メインは牛肉の赤ワイン煮です。

美味しそうなブロック肉を見つけたら、やっぱり食べたくなるのは、スペッツァティーノです。

綺麗な赤身で、ドカーンと一塊。何と８００ｇありました。大きい塊程美味しく出来るお料理です。

日本だと、これだけ大きいブロック肉ってなかなかなくて、しかも高いんですよね。

ちなみに本日の塊肉、８００ｇで７５０円程と、びっくりするお値段でした。（笑）

大きく４つにカットして、強力粉をはたいて強火でソテー。
中にしっかりと旨味を閉じ込めます。

その後、セロリ・にんじん・たまねぎをトロトロに炒めてソフリットを作り、お肉を入れて、一気に赤ワインを１本入れて、ひたすら煮込む煮込む。

弱火でコトコト煮込んで数時間。
翌日食べるのがベストなんですが、今日食べるので、一度お外で冷却してお肉を柔らかくしましょう。

その数時間後、、またコトコト煮込んで出来上がり。

調理法はいたってシンプルなんですが、お肉の表情を見ながら「まだ硬いね～早く柔らかくなってね～」と、呪文をかけながら（笑）作るお料理です。

時間がある時に、ゆっくり作る楽しみがあります。

出来上がったお肉は、こんなにトロトロに柔らかく仕上がります。

ソースの色も艶が出て飴色で、最高の煮込みが出来ました。

これを食べると、どんなレストランよりもお家で作った方が美味しいな～と思えるし、手間隙かけて作る価値があります。

マッシュポテトを付け合せにして。

本日のお米は、ジャスミン米・フランス米・カナダ米がミックスになったもので、見た目もおしゃれなご飯をバターライス風にして頂きました。

レストランでお食事もいいけれど、こうやって工夫すれば立派なお料理に変身出来ます。

おうちご飯の醍醐味ですね！

何より、「美味しいね～～」と言いながら食べて飲んで、それが一番幸せな事ですね。

明日は土曜日、どこにお出かけしようかな！？

まだ行った事のない近郊に行ってみたいな～なんて思ってます。

ぱこちゃんが、起きてくれたら・・・の話ですが。（笑）

では、その様子はまた今度！！