2011年4月30日土曜日

F1GPモンテカルロ

サンレモから20分ほど車を走らせると、こんな景色が見えてきました!!

岸壁の下には小さい街も見えます。

道路標示もフランスとイタリア語がまざり・・・・・・・・・・


ついに、モナコ入りです。

パスポートの必要もなく違う国に入れるのは、やはり不思議な感覚です。

「もうここフランスなの??」と、まだイタリアにいるかのような錯覚ですが、フランス語の標識や車のナンバープレートを見て、「あ~フランスなんだ!」と納得します。
車を走らせていると、ひたすら見えるブルーの海!

モナコの海も美しい。お家の色は、イタリアの白からレンガ色に変わってきました。


モンテカルロに到着です!

ここが、中心部になって教会、カジノやカフェ、ホテルや高級ブティックが並びます。

立派なやしの木と立派な白い建物が印象的です。
いとこのマリアは、「フランス製の有名シャンプーを買うぞ~」と、お買い物準備万端!
ラッキーな事に、こんなウェディングの風景も見れました。

モナコで結婚式なんて、なんておしゃれなんでしょうか!

お二方とも、まるで雑誌撮影のモデルさんじゃないかと思うほどでした。

お幸せに!!

モンテカルロの海からも、豪華客船が見えました。

母まるちゃんが、日本から出航してヨーロッパに到着した便もあるみたいね~なんて話していましたが、どこの国の客船かしら・・・・・!?なんて思いながら!優雅ですね。

モナコの海をバックに一枚!

日差しは強いですが、風が心地よく吹いていた一日でした。

モンテカルロと言えば、なんといってもF1です。

リッチな街でもあり、見かける車もレースに出てきそうな車がたくさん通ります!

ぱこちゃんが目につけたこの車。

レアな高級車もたくさん見受けられます。

街全体がF1のコースになっていて、ここもレースの時はコースの一部です。

時速何百キロで走り抜けていくなんて、信じられません!!

こんなところにもF1グランプリの表示が!!

ちょっと感激、一人興奮してちゃっかり記念撮影です。こんな経験めったに出来ないもの。

今年も5/26~5/29まで開催されます。あっっまるちゃんの誕生日だ!


ここがサーキットの中央会場です。

会場の組み立てやらで、準備段階。これも貴重な映像ですよね。
サーキット内の2枚の写真
何気なく撮った上下2枚ですが、こうやって見てみるとF1の雰囲気が出てません??

フィリッポ曰く、レース中のエンジン音と歓声で周りの声が聞こえないくらいだとか。

きっとすごい迫力なんでしょうね。

こちらは、車の中から撮ったゴールポイント!!

今までF1グランプリって「モナコか~~いいな~~」くらいな感覚でしたが、実際コースを歩いてみると、親近感が湧くもので。

日本でも、映像が流れたらちょっと見てみてください。

モナコの中心部までは行かず、モンテカルロだけでしたが、すっかりF1のコースで大満足な私でした。


お家に戻ってディナー。

まずは、みんなで会話を楽しみながらゆっくりお食事スタートです。

テーブル上には、ごく自然にキャンドルが灯されます。

アンナもぱこちゃんも私たちみんな、お婆様の上品な会話に引き込まれます。
用意して下さったお料理。

ズッキーニのフリッタータ。マンマのお料理には敵いませんが、しっとりとして美味しいイタリアの味でした。

何といっても、器がアンティークのシルバーで統一されていて、これに魅了されてしまいます。


私とパコちゃんが一番気に入ったのが、このペッパーミルでした。

イタリア人のぱこちゃんでさえ、あまり見た事ないと言っていました。

もちろん純シルバーで、ご氏族の刻印が入っています。

しかも、驚く事に削ったペッパーの香りが全く違う。ペッパーは普通のものだと言うので、きっとこのミルの魔法でしょうか?
生ハムとペンネのグラタン。

生ハムだけでこんなにコクが出るとは・・・・。私も一回試してみましょう。

しかしこのグラタンを食べながら、まるちゃんのエビグラタンが急に恋しくなってしまった私でした。

ホワイトソースをいかに滑らかに仕上げるかが一番大切なポイントだといつも言っていたまるちゃん。

小さい頃、お料理ノートに「ホワイトソースの作り方」と書いていたのを思い出します。

まるちゃんのグラタンが、やっぱり世界一美味しいな~と心底思った瞬間でした。

食後はリビングルームに移って、ゆったり時間を過ごします。

なかなか聞けない貴重な昔のお話や、すべてに会話を理解出来ない私も、ただ言葉のトーンを聴いているだけで心地良くて、現実とは違った空間の中にいるような不思議な感覚でした。

快く2泊させて頂いて、お食事までご馳走になって貴重な体験をさせて頂きました。

感謝の意味を込めて、お二方の写真を今夜の締めくくりに・・・・・・。

サンレモ散策

今日は晴天。

お家のお庭には、レモンの木がありました。ここではトロピカルツリーもたくさんあって南国を思わせます。

お庭が広くて、空気もカラッとしていて、こうやって座っているだけで気持ちがいいです。

日差しも心地よくて、ポカポカ日向ぼっこです。
午前中は、サンレモの街をみんなでお散歩する事にしました。

ここは、イタリアで一番お花がきれいな街で有名らしく、花々が自然に茂っています。

お家の前には、あちこちお花が!!!

驚くほど鮮やかな色と、白い壁が印象的な街の雰囲気です。

街のシンボルでもある有名な建物です。

何でしょう!?「CASINO」の文字が!そうですカジノ。イタリアでもっとも歴史のあるカジノだとか。

お城かと思うほど美しいカジノです。

長く続く階段には、レッドカーペットが敷かれ、まるでハリウッドのようでした。



こちらは、イタリア人なら誰もが知っている有名な映画館。

毎年一回イタリアで一番有名な映画祭がここで開催されるとか。有名人やTVカメラも集まるらしく、みんなここの前で写真を撮ったりしていました。

メイン通りには、毎年音楽祭で受賞したアーティストの名前が刻印されています。

私には分かりませんが、ぱこちゃんが「撮って~~」というので、イタリアのお友達の為に載せておきましょう。

10時のおやつ!?てな感じで、みんなでカフェタイムです。

オレンジ色のものがイタリアで有名なスプリッツというお酒。オレンジベースの味で美味しい!

私はいつものプロセッコ!!お昼前からゆったり座ってプロセッコなんて最高ですね。

アンナもマリアも食べるの大好き、しゃべる食べる!!

ここリグーリアでは、フォカッチャが有名。

普通のフォカッチャよりも、ガーリック&トマトペーストがのったものが主流。

ピッツアとまではいかないけど、日本でいうとピザパンみたいなものかな!?アツアツの出来立てが最高!新しいフォカッチャでした。

アンナとマリアがショッピングの天才!!

外れないので、いつも信頼してくっついて行きます(笑)

ここでは、週末になると野外マーケットが開かれます。フランスからも近いので、ニースやモナコからMADE IN ITALYのものを買いに訪れる人も多いとか。

通りで、イタリア語とフランス語の会話が飛び交っていました。


こんな風に、いろんなお店が立ち並び、シューズも大体が15ユーロ~20ユーロと激安!!

掘り出しものを見つけるのが、マーケットの醍醐味です!

私が目に付けたのは、グレーの革のバック。

最後の一点だったから・・・・・と100ユーロが50ユーロまで下がっていました。即ゲット!またお披露目しましょう!

アンナもマリアも私のお買い物に「Nice choice!!!!」
お家に帰ってきた私たちを迎えてくれたのは、フィリッポのお婆様。

隣の別荘に住んでいるのですが、一緒にランチをと来てくれました。

お婆様なんと92歳!!!!

物腰も上品で、車も運転してパソコンも使うとか!?

「まあ~~~会いたかったのよ~よく来てくれたわね~」と歓迎してくれました。

みんなでランチを頂きました。

フォカッチャはもちろん、ハムやサラダ、チーズイタリアの家庭料理が並びます。

今日テーブルに並んだのが、このワイン。

ヴェローナでのワインの祭典VINITALYで金賞を獲った最高峰のワイン。

プーリアのワインなのですが、今までで一番美味しいイタリアワインでした。

プーリアらしく力強い味わいなんですが、濃度と香りが抜群で、「イタリアにもこんなのあるんだ~」と感激したワインでした。

味わいは、カリフォルニアの高級ワインに似ているような気がしました。

プーリアのお家に行ったら、絶対このワイナリーに行こう。


お婆ちゃま、本当にかわいらしくて、いろんなお話をしてくれました。

ワインもお食事もしっかり摂っていらっしゃいました。この歳で、こんなに上品で穏やかに暮らせたらいいな~なんて私も思いながら。

パコちゃんもお話が弾みます。

ここにもフォカッチャがたくさん!みんな時間を気にせず会話を楽しんでいます。

こんな家族との時間が一番大切だな~なんて改めてイタリアに来て感じます。

こちら、サンレモの郷土料理。マカロンに似ているんですが、それよりもしっとりしていて美味しい!!

日本に持って帰れるなら・・・・・なんて思うくらい!

お婆ちゃまが作ってくれた巨大なプディング。

これを見て、「んん~~~ここのお菓子のルーツはフランスから来ているのかも・・・・」と思い始めました。

上の焼き菓子も、フランスのマカロンに似ているし、このプディングもフランスの伝統家庭菓子。

そう思うと、なんだか食のルーツも文化も興味深いものです。

ランチも堪能して、これから念願のF1サーキットのモナコへ!!!!

イタリアの国境を越えてフランスまで30分のドライブです。

2011年4月29日金曜日

フィリッポのお家サンレモ

AM 12:30

リグーリア州サンレモ市に到着です。

家に着くなり、フィリッポのお母様が大歓迎で迎えてくれました。

貴族家系だったというお家の中は、小さいお城のようです。

ゲストをもてなす事は大切な事だと言わんばかりに、様々なものが用意されていました。

こちらはダイニングルーム。

朝食用の準備がすでに整っています。お見事です。
ダイニングルームの一角には、こんなティーセレモニー用のアンティークなティーセットが。

右側の大きいポットにお水を入れ、下にはランプを点火させてお水を温めるしくみになっています。

お湯がわいたら、そのままポットに移して・・・・・。

代々伝わるアンティークなものだそうです。まるで美術館の展示品のようです。

ここがリビングルーム。

すべてがアンティークで、おとぎ話の中に入ってきたかの様なお部屋です。

明かりももやさしくて、ソファに腰をかけるとこのまま動けなくなりそう。

300年以上前のお家なんですって。昔から引き継がれている美しいものを残して生活していくイタリアの良き伝統です。

本当に親切なフィリッポのマンマ。

真夜中にもかかわらず、お部屋もすべて案内して下さって、壁にかけてある絵画からご家族の写真まで、丁寧に説明してくれました。

物腰もやわらかくて穏やかで、ちょっと育ちが違う感じ!イタリアに来て初めてこういう方に出会いました。

しかも、英語が堪能。学生の頃にお勉強されたそうで。

ぱこちゃんも、「あの時代に英語教育を受けるなんて、相当位の高い名門校だけだよ」なんて、びっくりしていました。

私にとっては、会話が問題なく成立するので、ありがたい限りです。

お母様が見せてくれたのは、この本。1700年代のもので、薬の調合が綴ってあるノート。

御氏族のもので、もともとこのお家は医院として使われていたとか。

400年以上も大切に保管され、こうやって日本からの来客者も目にするとは、これを書いた人は想像していなかったでしょうね・・・・。そう思うと、なんだか不思議な気分になります。

みんなもすっかりこの雰囲気にはまってしまい、気づくと2時をまわり、そろそろ就寝する事にしましょう。

明日は、なんとモナコに行きます!!!!!

F1グランプリで有名なフランスの高級リゾート地!!ここから1時間弱で到着なんですって。

イタリアだとモンテカルロと呼ぶので、また違う土地なのかと思っていたら、どうやらモナコ!!

フランスの中では、南フランスが一番行ってみたい所だったので、モナコと聞いてテンションが上がってしまいます。

は~~まさかフランスにまで行けるとは!!ではでは続きはまた明日!

カツオ?マグロ?

ナポリのチーズをたくさん持って、おうちに戻ってきました。

ドドンとテーブルに並べて、食べたいものを頂きましょう!

やっぱり水牛モッツアレラが一番美味しい~~これで最後か・・・・・・・なんて思いながら(笑)
マンマが一瞬で作ってくれたサラダ。

イタリアのお野菜って本当に甘みがあります。

ドレッシングを加えず、オイルと塩だけで食べるサラダも美味しいものです。素材の味が引き立ちます。

新鮮なお魚を見つけて、買ってきてくれたマンマ。

BISO O TOMBARELLOと言うお魚。マンマに聞くと、小さいマグロと呼ばれているとか。

切ったお魚の身を見ると、かつおに似てるような・・・・・??イタリアにもカツオってあるのかしら・・・・??

今日は、マンマがトマト煮を作ってくれます。イタリアの煮魚です。

丸ごと一匹購入したので、まず頭としっぽで出汁をとります。


2センチ幅にお魚をスライスして、スープと共に煮込んでいきます。

日本だとお醤油とお砂糖で煮ますが、イタリアだとこうやってトマトと共に煮込みます。

こんなお料理もマンマの味です。

パスタだけを食べるのではなく、こうやってお魚やお野菜を料理してくれるマンマに感謝します。

マンマは「このお魚を綾に食べてもらいたくて!!!」と、こんな気持ちをただただありがたく思うばかりです。

鯖みたいに脂がのっていないのできっとカツオかな・・・・!?

シンプルだけど、プーリアで魚を食べて育ってきたマンマが作るお料理は、すべて美味しい。

どの魚が美味しくて、新鮮でどんなお料理に適しているかを心得ています。

マンマと私の食の趣味も不思議な事に似ています。

お魚・お野菜・ワイン・・・・・・塩加減まで・・・・・。きっと感覚が似ているんでしょうか?

今日のワインは、最終日におじさんと写真を撮ったあのお店!

日本だとそんなに重要とされないワイン「Lacryma Christi」キリストの涙と名の付くワインです。

こちらはベズービオ付近のわいんです。

2010年とあって、印象はフレッシュそのものですが、果実味もあってなかなか美味しい!

少し冷やして飲んだり、ピッツアの様なお料理に合いそうです。

これなら、トマトベースの今日のようなお魚料理にもぴったりです!!

マンマと私で、あっという間に一本空いてしまいました。(笑)


今週末はこれから、アンナ夫妻とマリアとフィアンセのフランチェスコ、私とぱこちゃんで、リグーリアに旅行です。

アンナの旦那さんフィリッポの故郷がリグーリアなんです。今週末大きなフェスティバルがあるようで、前からみんなで約束していたんです!!

右端がpadova(今いるところ)中央がmilano左のマークがこれから行く目的地です!!

みんなのおかげでいろんな所に連れていってもらう機会があって私も幸せです(笑)なかなかこんな自然に旅行にも行けないもの!

湾沿いで、近くにはチンクエテッレやジェノバもあります。

もう少し左に下るとすぐフランス圏ニースです!!

リグーリアはワインもたくさん生産されているし、ジェノバペーストやパスタもあって美味しい旅になりそうです!!!

では、そろそろ出発します。